12月14日(土) 人権学習講話
種子島新生社印刷の田屋光二さんをお招きして、「逆境を生かす」の演題で、講話と走高跳の実演をしていただきました。
田屋光二さんは、幼少の頃に左足を切断する事故に遭いながらも、右足や両手で活動的に過ごし、現和中学校時代に片足で走高跳を150センチ以上跳んだことで周囲を驚かせ、その後、県や全国の身体障害者スポーツ大会にも数多く参加して上位入賞を果たし、走高跳・走幅跳はともに日本記録保持者です。1994年には日本代表として走高跳・走幅跳でパラリンピック(ドイツベルリン)にも出場しました。
御自身のエピソードをお話しになったあと、体育館の中で実際に走高跳の実演をしていただきました。日本代表のユニフォーム姿に生徒全員が熱い視線をおくり、片足での跳躍に感嘆の声があがりました。
実演のあと、後輩となる中学生に、「夢は大きく持とう、夢を掲げることが大事、その夢を叶えるための過程も大事」と語ってくださいました。田屋さん自身も競技を始めた頃に、3つの目標をたて、すべて達成しています。
最後に生徒を代表して、生徒会学習部長の古田紗那さんが講演を振り返り、お礼のことばを伝えました。
『逆境を生かす』田屋光二
生きているといろんなことがある
楽しいこと嬉しいことばかりじゃない
つらいことや苦しいことの方が多いのかもしれない
そんなときはきっと自分が試されているんだと思う
できない理由を考える前に
「どうやったらできるんだろう」って考えてみる
できないかどうかなんて
やってみなくちゃわからないんだ
やる前の人生とやってみた後の人生は絶対に違う
これからもたくさんつらいことや苦しいことがあるだろう
それを自分のエネルギーに変えられるかどうかは自分次第
そして それを支えてくれる人たちがいることに感謝したい